JR東日本が時間帯別運賃を検討

先日JR東日本が時間帯別の運賃を検討すると発表しました。

 

あくまでも検討だからどうなるのかわかりませんが。

 

現在新型コロナで通勤事情そのものが変わらないとならないという事です。

しかしかなり昔からオフピーク通勤やフレックスタイムなどなど通勤ラッシュ時間を避けてもらうように色々やっていたはずなんだけど。

結局は何にも変わらずに現在に至ってしまったわけであります。

今回ばかりは相手がウイルスであるわけですから嫌でも何かを変えないといけないという事でしょう。

 

時間帯別運賃は昔から似たような物がたくさんありました

一番わかりやすいのは新幹線や特急列車です。

新幹線や特急列車については繁忙期や閑散期で特急料金に差がありました。

繁忙期は通常の特急料金に200円プラス、逆に閑散期は特急料金から200円マイナス。

ちなみに指定席ので話です、グリーン車など含めると話が複雑になるのでここでは触れません。

ほかにも回数券で、

通常は10枚分の値段で11枚 ですが

10時から16時の間しか使えない代わりに10枚分の値段で15枚

土曜休日のみ使用で10枚分で15枚

ただし今はこの手の回数券はありません。

 

他にもデータイムのみ使用可能なグリーン券なるものも過去にありました。

電子マネーになった現在は平日とホリデー料金の二段階になっています。

とまあ時間帯別の料金制度は一応あったわけであります。

 

 

今回の時間帯別料金は?

今回検討されている時間帯運賃については通勤ラッシュの時間帯に割高の運賃を適用するということらしい。

ただし通勤ラッシュの時間は何時から何時までなのか、夕方時間帯も値上げの対象なるのかはわかりません。

そして値上げ幅はいくらになるのか?切符とICカードによって差が出てくるのか?

まだまだ分からないことが沢山ありそもそも導入出来るのかも怪しいところ。

逆にいえばラッシュ時間以外で空いているであろう時間帯は逆に値下げで対応してくれるのか?

まだまだ問題がありそう。

 

会社側はどう対応するのか

一番の問題は通勤定期券をきちんと会社が清算してくれるのか。

そもそも通勤ラッシュ時間を避けられるような働き方を提供出来るような会社であれば何も問題はないだろうけど、そのような会社はかなり少数派であり、普通にラッシュに乗らざるを得ない事のほうが多いはず。

で会社はその値上げした分の切符代や定期代を出してくれるものなのか?

結局一番困るのは通勤者であり労働者であります。

会社側は値上げした分もきちんと出すか、それが出来ないなら根本的に働き方を変えるか。

どちらも出来ない会社は淘汰されるべきだと思う。