振り替え乗車とはなんぞや
毎日毎日通勤なりで電車乗っていたら必ず遭遇してしまう電車の運休。
人身事故、設備のトラブル、自然災害などなど原因は様々ではあるが。
とにかくイライラします。
時間の無駄でしかないのだから。
そんな時に駅では毎回毎回振り替え乗車の案内があります。
しかし、振り替え乗車はICカードでは利用出来ないのであります。
ICカードのシステム上自動改札機では対応が不可能なのであります、単に遠回りで乗車したことにしかなりません。まあ同じ鉄道会社だけなら問題ないのだが・・・
例えばA駅からB駅に向かうところが、人身事故なりで不通になってしまい、C駅を経由して目的地に向かう場合、本来はA駅からB駅の運賃のはずだが、ICカードだとそんな振り替えにはシステムが対応していないからA駅からC駅とC駅からB駅の運賃を取られ、大半は高くなってしまいます。
もちろんA駅からB駅の区間の定期券を持っていた場合は、別に運賃を払う必要はないのだが、うっかりICカードで入ってしまうとC駅が他社線の場合はしっかり運賃を取られます。
だから輸送障害で振り替え輸送になった場合は素直に切符を買ってから駅員がいる所を通るしかありません。
しかし、最近は駅員は減少し、券売機も少ない、だから切符を買う事も困難であります。
JRを始め鉄道会社はこのような輸送障害が発生した時が非常に脆弱になってしまいます。
だからひとたび電車が遅れるとどこの路線でも大混乱してしまうのであります。
結局役員や企業のトップの連中は現場や現実を全くわかっておらず、人員を削ってばかり。
人手不足とか言いながらこの国は働けるのに働くことが出来ない人が200万人以上もいます。
それでも電車の混雑率は昔から変わっていません。
数字上は減少しているが体感的にはほとんど変わりません。
鉄道会社に限った事ではないが、どの企業も人員削減ばっかりしやがるからトラブルが発生したときにリカバリーが効かない、対応できる人がいない、少ない状況になるのであります、人は腐るほど余っている。
働き方改革とか言いながら企業は真剣に取り組まない。
1人当たりの負担を減らせばいいだけ、1日の労働時間なんか6時間もあれば十分。
しかもこの国は始業時間にはとんでもなく厳しいが終業時間に関しては非常にずさん。
仕事が終わったら終業前でもさっさと帰るべき。当然終業時間までに終わらないような仕事は完全にご法度。
これくらいの事をしないと働き方改革にはならない。
話がそれてしまったが、ICカードはやはりトラブル時には無力である。
キャッシュレスが進まないのも災害時には使い物にならないからであります。