本当に役立っているの? 接触確認アプリCOCOA
厚生労働省より提供されている新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOA。
正式には、COVID-19 COntact-COnfirming Applicationです。
よく見たらコココアじゃん(笑)
COCOAがインストールされたスマートフォンを携帯している人同士が、Bluetooth(ブルートゥース)を起動したままで1メートル以内に15分以上近づいた状態が続いた場合、相手のデータが接触情報として互いの端末に記録される。
一旦記録された情報は14日間保存され、その後は自動的に削除される。
電話番号や位置情報は記録しない。
しかしこのようなシステムは全国民の60%以上が使用しないと効果がないと言われています。
ちなみに現段階でのダウンロード数は1300万くらいとのことです。
全国民の1割程度です。
しかしダウンロード数=利用者数ではありません。
先ほども書きましたがお互いにブルートゥースが機能していないと接触にはなりません。
更に感染者側も感染者として厚生労働省から発行される処理番号を入力しないと感染者として登録がされません。
ですから根本的な感染防止には程遠いと思われます。
あの韓国でさえ現在感染者が急増し、第2波が来ています。
また日本特有の事情もいくつかあげられます。
・スマートフォンを持っていない
・COCOAを知らない
・ブルートゥースが使えない場所がある
・途中でバッテリーが切れる
・政府が信用されていない
1つ1つ解説しましょう
スマートフォンを持っていない
そもそもスマートフォンを持っていない人も結構います。
自分と同世代ばかり集まっていれば気づきませんが、年寄りはいまだにフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)を使っている人が多数います。
日本でのスマートフォンの普及率はおよそ67%程度です。
中には携帯電話さえ持っていない人もいます。
そんな人はCOCOA自体使えません。
COCOAを知らない
ニュースを見ていれば嫌でもわかるが、特に若い人はニュースはほとんど見ません。
更に新型コロナの予防対策にも疎いから気にもしていないんでしょう。
ブルートゥースが使えない場所がある
COCOAというアプリはブルートゥースをオンにしないと機能が使えません。
ただダウンロードだけしても意味がないという事になります。
せっかくスマートフォン持っててもある程度の知識がないと使いこなせません。
こればかりは各自のITリテラシーにかかってきます。
また、どこでもスマートフォンの電源を入れっぱなしに出来るわけではありません。
会議中とか狭い空間で感染リスクが高い場所に限って電源を切らないといけない事が非常に多いのです。
これはこの国の働き方を根本から変えないといけません。
また、飛行機の中もそうです。
いまはWi-Fi搭載で機内でも電源を切る必要は無くなりましたが。
しかし機内モードなどに変更した際に、ブルートゥースが切れたりする事があります。
きちんと現在の設定を確認しないといけません。
また、全ての飛行機で電源は切らなくて良いというわけでもありません。
特に古い機材やローカル線で使われている小型機については電源を切るように客室乗務員から指示されるかもしれません。
先日も機内で感染者が出たという情報がありましたので、飛行機ではCOCOAは役に立たないと思った方がいいでしょう。
途中でバッテリーが切れる
バッテリーの消費が激しいのがスマートフォンです。
様々なアプリを起動したうえでブルートゥースをオンにすると当然バッテリーの消費が激しくなり、気が付いたら電源が切れていたという事も珍しくありません。
予備バッテリーがあればよいかもしてませんがかさばるのでめんどくさいです。
これはメーカーにバッテリー持ちの良い機種を作ってもらうしかありません。
政府が信用されていない
これが全ての根幹でしょう。
政府は感染者が増加しているのも関わらず、強盗キャンペーンだかGoToトラブルだかわからないキャンペーンで感染者を増やそうとしているし、必要ないマスクを配るために無駄に税金を使い、国民のためのまともな対策をほとんど行っていません。
だからこのようなアプリも使いたくないんです。
仮に接触情報があった場合
直ぐに検査が出来る体制が整っているのでしょうか?
いまだにPCR検査がすぐに出来ないと言われています。
それこそ著名人だとすぐに検査出来るらしいが、一般人はそうはいきません。
検査が必要なのに検査が出来ないのではCOCOAのアプリを入れておく意味がありません。
結論
政府はもっと国民目線に立った政治を行い、信用される政府にならないといけません。
まあ特定企業の利益しか見ない自民党には期待出来ませんが・・・・