日経平均株価にはカラクリがある
新型コロナに限らずこの国は相変わらずデフレ不況であります。
景気が良いと思い込んでいるのは既得権益で甘い汁を吸っている連中のみであります。
日経平均株価は30000円に迫る勢いで上昇しております。
しかし、我々の生活が良くなる事などあり得ません。
これにはしっかりとカラクリがあります。
そもそも日経平均株価そのものが当てに出来ないいい加減な数字である、という事です。
既に知っている人も多いでしょうが、日経平均株価は全ての株価を平均化しているわけではありません。
写真をご覧の通り、日経平均株価の横にNikkei225と書かれています。
つまり東証一部に上場している数千社の中から225種類の銘柄を選別しその平均を日本経済新聞社が発表している数字が日経平均株価であります。
なんと225社の平均に割り出しているわけではありません。
結論から言うと、ソフトバンクとユニクロでお馴染み?のファーストリテイリングだけで全体の10%以上を占めています。
逆に大企業あるはずの東芝や東京電力は日経平均にほとんど寄与していません。
これだけ見ても日経平均なんて数字は当てに出来ないいい加減な数字であることがわかります。
例えば自分が株式投資していても、「自分が持っている銘柄は全然上がってねえじゃん」
と思うのも無理はありません。
しかもこの日経225の銘柄は一定期間ごとに入れ替えられるのです。
すなわち業績に悪い会社や明らかに株価が低迷している銘柄などは政府の方針で入れ替える事ができ、その結果日経平均を高く見せることが可能になります。
その証拠に粉飾決算で散々叩かれた東芝も今は何事もなかったかのように日経225に組み込まれています。
それにしても現在の日経平均株価29000円台というのは明らかにバブルであります。
実は1980年代のバブルの時は日経平均株価が38000円くらいあったらしいが、時価総額を見ると実は現在のほうが100兆円も高いらしい。
1989年のバブルのピーク時の時価総額は約590兆円
2021年1月の時価総額は約690兆円(今はもっと高いはず)
つまり、現在の時価総額はバブルのピークよりも100兆円以上も時価総額が高い状態になっているのです。
何を言いたいのかと言うと、既に株価はバブルであるのだが、この原因はソフトバンクとファーストリテイリングだけで起きているという事です。
他の企業は軒並み減益や赤字で苦戦を強いられており、一般国民は明日の飯を食うにも大変な思いをしているという事です。
政府や既得権者層はそのような実情を全く分かっておらず株価だけがちょっとあがって景気が良いような言い方しかしません。
しかもワクチン利権で、この国はワクチンさえ打てば新型コロナ(COVID-19)は収束したものと認識しそうで非常に恐ろしいものがあります。
そしてGoTo利権で無駄な税金を使い・・・
国民もこのような政治にお別れしないと、いつまでもデフレ不況から脱出することは出来ません。
そもそも政府の借金は国民の借金ではないのですから。
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