値上げ インフレについて

先日値上げについて話しました。

否定的な話ばかりでしたが。

今回は値上げの良い所?について話します。

これを間違えるとこの国の経済はとんでもないことになります。

 

そもそも物の値段が上がるという事は世の中のお金自体が増えているという事になります。

つまりお金そのものの価値が下がっているという事です。

日経平均株価が上昇しているのはこの為です。

アベノミクスと言うのは世の中にお金をばら撒いて相対的に円の価値を下げ、物の値段を上げる事が本来の目的であります。

お金の価値が下がっているという事は、当然原材料の値段も高くなります。

100円で買えたものが110円や120円になってしまうという事です。

更に消費税で余計な出費になってしまいます。

 

ここで企業の利益についてですが、売り上げの個数そのものが変わらなければ利益そのものも同じ割合で上昇します。

ここで、きちんと従業員に賃金で反映させることが超重要であります。

非情に残念な話でありますが、ほとんどの企業がこの賃金を利益に比例させて上昇させるようなことはしていません。(ごく一部の既得権を持っている人を除いては)

 

だから株価は上昇しても消費が伸びないのは、賃金がほとんど上がっていないにも関わらず、社会保障や税金の負担ばかりが上昇するから他ありません。

 

だから利益が出た企業はその分をきちんと賃金に反映、特に末端の従業員の賃金を上昇させない限り、絶対に日本の景気は良くなりません。

トリクルダウンと言う言葉がありますが、上から下にお金を平等に分配する事が景気回復の条件です。

ほとんどの会社は一部の上層部だけで利益を独占、または内部留保というかたちでお金を停滞させてしまっているのです。

アベノミクスと言うのは世の中にお金を循環させてこそ意味があるのであって、そのお金を上昇部だけで持ってても動脈硬化みたいなもので全く効果がありません。

 

会社の偉い人はもったいぶらずに賃金を払うべき。

給料20万以下の人が2万円給料が上がるのと、もともと50万円以上に2万円

上がるのでは効果が全く違います。

 

計算出来ない人は下記を見てください。賃金が2万円上昇した場合。

月給20万→10%上昇

月給50万→4%上昇

同じ賃金上昇でも元々の金額が少ない人ほど効果は大きいのであります。

当たり前の話ですが、これをわかってくれない冷たい経営者ばかりなのが現状です。

だから今後の経済好転のためには儲かったらきちんと賃金に反映させることしかありません。

 

会社の経営者は経団連とベタベタなんだろう、その経団連自民党もベタベタなんだろう。

ようするにそういう経営者は自民党を支持、つまりアベノミクスを支持しているんだから、きちんとお金を循環させるように働くべき。

それが経営者の仕事である。