東北新幹線 最高速度360キロに しかし

東北新幹線に更なる新型車両を導入し最高速度360キロの営業運転を目指すという事らしい。

その名はALFA-X

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とんでもないほど長いロングノーズ(笑)

1号車側は16メートルだが10号車側は驚異の22メートル。

ほとんどが運転台の車両であります。

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営業車両だとE8系になるのだろうか。

最高速度360キロでの営業運転を目指すという事と、北海道新幹線の札幌延伸も兼ねてという事で早くても10年くらいは先話になりそうです。

 

そこで気になるのは最高速度で運転出来る区間が限られているという事あります。

 

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現在のところ、下の図のように区間ごとに最高速度が決まっております。

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このように区間により最高速度が結構バラバラなのであります。

理由は騒音関係や整備新幹線の関係で速度が抑えられているのであります。

盛岡以北は整備新幹線によって作られたため、最高速度は260キロと決められています。

いまだにこの法律は変わっていないため技術的には可能であっても法改正を行わない限り速度向上は出来ません。

さらに

北海道に向かうためには青函トンネルを渡らないといけないわけですが、このトンネル内も貨物列車と共用で走っているため早朝と深夜の例外以外は140キロに速度が抑えられている状況であります。

ですからこのままの状態でALFA-Xがデビューしたとしても本来の性能を発揮出来るのは宇都宮から盛岡の間のみであり、東京から札幌までは5時間台になると思われます。

さすがにそれでは安い飛行機のほうに客は取られるでしょう。

 

法律が変わり全区間で360キロ運転が出来るようになればもしかしたら3時間台で札幌まで到着出来る可能性はありますが、果たして・・・・

 

あと気になるのは設備関係です、試作車を見ると、9号車がグリーン車で8号車がグランクラスになりそれ以外が普通車になっています。あくまで試作車の段階。

で、気になる10号車でありますが長いロングノーズの為、たった3列分しか座席がありません。

グリーン車グランクラスを挟んで普通席を用意するのもおかしな話になる為、個室など新たな設備を期待したいところであります。

幌延伸で乗車時間が伸びる訳ですから需要は十分あるでしょう。