相互乗り入れは本当に便利なのか
11月30日のダイヤ改正で埼京線と相鉄線が相互乗り入れを開始します。
自分は乗る予定はないので詳しくはわかりません。
一つだけ言えるのは相互乗り入れは決して便利とは言えないのである。
本当に便利だと思っている人はあまりいないだろう。特に毎日通勤で使っている人は。
既に首都圏の鉄道は湘南新宿ラインや上野東京ラインを筆頭に各地で相互乗り入れを行っています。
利用している人はわかると思いますがとにかく距離が長く、乗車時間が長いのであります。しかも行き先も様々で自分が乗る路線以外の駅などほとんど知らないでしょう。
しかも自分が利用する駅によって、使える列車はある程度限られてしまいますので、やってきた列車に適当に乗ったらとんでもない所に連れていかれてしまいます(笑)
更に東京などのターミナル駅の始発列車がほぼなくなってしまい、着席のチャンスが大幅になくなってしまいました。
特に神奈川県側の人は上りも下りも着席が出来ない、ライナー列車くらいしかまともに座れない、グリーン車も座れない可能性が高いはず。
そして一番の問題は遅延が発生した時であります。
多数の路線に乗り入れしているという事はそれだけ影響が大きくなるという事です。
例えば東海道本線で人身事故が発生したら、東海道本線はもちろん関連路線、東北本線(宇都宮線)、高崎線、総武本線、横須賀線、埼京線、常磐線などに影響を受けるのであります。
結局肝心な利便性が損なわれてしまいます。
その場合は結局東京止まりになり、何のための乗り入れなのかわかりません。
だから遅延などほぼ毎日発生している始末であります。
で、今回は更に乗り入れ範囲が拡大、しかも他社線であります。
これで相鉄線で遅延が発生したら、上野東京ラインや湘南新宿ラインも影響を受けることになります。
結論、相互乗り入れ拡大は遅延のリスクを増大させる。